車のローンを初めて組む人は、借入金額や毎月の返済額をいくらにすべきか悩んでしまうケースもあるでしょう。ローンの返済額はさまざまな条件によって決定されますが、最適な金額は人それぞれ異なります。今回は、車のローンを組む際の返済額の目安や、無理なく返済プランを立てるためのコツについて解説するため、ぜひ参考にしてください。
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車のローン返済にかかる月々の金額はいくら？
車のローンを組んだ際の月々の返済額は、ローン金額や頭金として支払った金額、ローン期間などによって決まります。
基本的に車のローンを組む際は、ローン借主の返済能力や収入はもちろん、車のローン以外のローンや借金の返済額など、さまざまな条件を考慮しながらローン利用の可否や金額、期間を決定するのが通常です。
月々の返済額は借主ごとに異なりますが、大まかな目安として、毎月2〜3万円ほどになるようプランを立てている人が多い傾向となります。
車を購入する前に知っておきたい、ローン返済の仕組みと返済額の目安
車のローンを組む際は、ローンの仕組みや借入額・返済額が決まる仕組みについて十分に理解しておくことが必要です。以下では、車のローンに関して知っておくべき仕組みやポイントを詳しく解説します。
金利
車のローンの金利は、どこでローンを組むかによって大きく異なります。車のローンには銀行ローンとディーラーローン、自社ローンの3種類があり、一般的には銀行ローンがもっとも金利が低いです。
しかし、その分審査も厳しく、車のローン以外にも借り入れがあったり、年収が十分でなかったりすると、審査に落ちてしまうこともあります。
また、自社ローンは厳密にいうと借り入れではなく立て替えであるため、金利はかからないものの、借入額に対して1〜2割程度の手数料が必要です。
返済方式
ローンの返済方法には「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」の2種類があります。元利均等返済方式は、毎月の返済額が一定金額になるよう調整されているローン方式です。対して、元金均等返済方式は、元金部分が毎月一定額となるよう調整されているローン方式を指します。
元利均等返済方式では毎月の返済総額が常に同じ額であるため、資金管理をしやすい一方、元金部分が長く残ることから返済期間が長くなります。
また、元金均等返済方法は元利均等返済方式と比較して返済期間が短く、返済総額も抑えられるのが特徴です。ただし、返済開始から一定期間は返済負担額が大きいため、それぞれの収入状況や家計に合わせた方式を選択することが重要となります。
頭金
頭金とは、ローンを組む際にまとまった金額を先に支払うことです。たとえば300万円の車を購入して100万円の頭金を支払えば、ローンを組むのは残りの200万円となります。
頭金を支払うことでローン金額が減るため、毎月の返済負担が小さくなります。余裕資金から頭金を支払えるのであれば支払っておくに越したことはありませんが、無理な資金計画で生活が苦しくなってしまっては意味がありません。
車購入時の貯金額や毎月必要な生活資金、収入などから考えて、頭金やローン返済が負担にならないバランスを見つけましょう。
返済額の目安
先述の通り、車のローンの返済額の大まかな目安は毎月2〜3万円ほどです。また、車のローンに関する返済額についての調査によると、毎月2〜3万円返済している人が全体の半数を占めるという結果も出ています。
1万円・4万円・5万円と回答した人もそれぞれ1割ほどいるため、車のローンを組む人のほとんどは、毎月1〜5万円程度の返済額となるよう借り入れしていることが分かります。
ローン支払いに追われない！自分に合った返済プランを考えるコツ
ローンを組む際には審査がありますが、審査はあくまで審査先が借り入れを認められるかどうか、いくらまでなら借り入れできるかなどを判断するものです。
「審査に通ったから上限金額までは借りても大丈夫」と考えず、毎月の支出・収入などから考えて、無理ない範囲でローンを組んでください。また、車のローンを組む際は、年収から考えるローン借入目安を知ることも重要です。一般的に、借入上限額は年収の3〜4割程度となります。
たとえば年収500万円の場合、借入可能額は150〜200万円が目安です。
当然、住宅ローンや奨学金など、ほかの借り入れの返済が毎月ある場合などは、その分車のローンとして借りられる金額も減るでしょう。目安はあくまで参考程度にしておき、自身の生活に合わせた無理ない返済プランを立てることが重要です。
まとめ
今回は、車のローンを組む際に参考にしたい返済額の目安や、無理ないローンを組むために押さえるべきポイントなどを詳しく解説しました。車のローンの返済額は、毎月2〜3万円ほどが目安となります。しかし、返済額はそもそもの借入額や借入期間、頭金の有無や金額によって大きく異なります。多くの人は毎月の返済額が1〜5万円の範囲になるよう設定していますが、大切となるのは自分の年収と生活資金とのバランスを考えながら返済プランを決定することです。基本的に年収の3〜4割程度が借入上限額となるため、自身の年収から上限額を計算した上で、頭金やボーナス返済の金額も考えながら借入内容を決めてください。これから車を購入する人、車のローンを組む予定がある人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。
