軽自動車を購入する際は、できるだけ安く買いたいと考える人が多いでしょう。自動車販売店では多くの人が値引き交渉を行いますが、十分に値引きしてもらうためには交渉の方法や時期にも気をつけなければなりません。今回は、軽自動車を安く買う方法や時期、具体的な交渉術などを解説します。
軽自動車を安く買うなら年末が狙い目!お得な時期とは
「軽自動車を安く買いたい場合は年末に」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。12月に車を購入する場合と翌年1月に車を購入する場合とを比較すると、購入年度の違いによって売却時の査定額に大きな差が生じます。
そのため12月末には買い渋りが起きやすく、営業マンとしては値引きや年末セールにより売り上げを伸ばそうとする傾向があります。年末以外でも、タイミングを考えることで軽自動車を安く買えるケースは少なくありません。
ここでは、軽自動車を買う際にお得なタイミングについて詳しく解説します。
決算期(3月・9月)
多くの自動車販売店では、3月と9月の2回決算期があります。
3月末・9月末で数字を締めて販売台数を計算することになるため、決算月は「値下げをしてでもとにかく販売台数を増やしたい」と考える業者は多いです。決算セール時を狙えば、普段の販売価格よりも安く車を購入できるでしょう。
ボーナス時(6月・12月)
自動車業界に限らず、多くの販売店ではボーナスが出る6月・12月に合わせてセールを実施します。ボーナスのタイミングに合わせて車を購入しようとする人は多いため、ボーナス商戦としてさまざまな値引きセールやキャンペーンが行われるでしょう。
モデルチェンジ前
軽自動車のモデルや仕様にこだわりがない場合は、モデルチェンジ前のタイミングで購入するのもおすすめです。
モデルチェンジが行われると旧式の車は売れにくくなるため、モデルチェンジ直前のタイミングで価格を落として売ってしまいたいと考える販売店は多いです。「安く買えればモデルにはこだわらない」という人は、モデルチェンジ前を狙いましょう。
安く買うコツは?軽自動車の値引き交渉術や見積もりの取り方
軽自動車を安く買いたいときの値引き交渉術や見積もりの取り方は、以下の通りです。
まずは値引きの仕組みを理解する
軽自動車を購入する際、新車・中古車を問わず、購入時の値引き交渉は常識ともいえる行為です。表示されている価格でそのまま購入する人はほとんどいないため、値引き交渉を遠慮する必要はありません。
そもそも自動車販売店やディーラーでは、自動車メーカーから在庫を購入して顧客に販売します。
一般的に、自動車販売店やディーラーの利益となるのは自動車1台につき約1割程度であり、利益率をキープできればその範囲内で値引きすることが可能です。また、車そのものの価格以外にも、手数料や諸経費から値引きできる場合もあります。
見積もりは複数の販売店で依頼する
軽自動車の値引き術として、複数の販売店で相見積もりを取ることが挙げられます。
ポイントとして、本命の販売店には他社の見積もりを持って最後に訪れることが重要です。また、欲しい軽自動車の見積もりと合わせて、似たタイプ・価格帯の競合車についても見積もりを取っておくとよいでしょう。
中古車もお得!軽自動車を安く手に入れる方法と注意点
軽自動車を安く購入するには、中古車を狙うのもおすすめです。以下では、軽自動車を安く購入したい場合の注意点とあわせて詳しく解説します。
とにかく安く購入したい場合は中古車購入もおすすめ
先述の通り、軽自動車のモデルや仕様にこだわりがない場合は、モデルチェンジ直前の旧式モデルを購入するのがおすすめです。
また、新車や未使用車にこだわらないのであれば、中古車を購入することでぐっと購入費用を抑えられます。
中古車販売店では「地域最安値」「他社より1円でも安く」のように謳う業者が非常に多く、相見積もりによって他社よりも高い場合には、値引きしてもらえる可能性が高いです。
そのため、中古車購入の際にも複数業者で相見積もりを取ることを忘れないようにしてください。
軽自動車を安く購入したいときの注意点
自動車購入前には大まかな予算を決めておくことが重要ですが、注意点として、営業担当者に予算を伝えてしまわないよう心がけましょう。
たとえば「130万円の予算でこの仕様がついた軽自動車がほしい」と伝えてしまうと、予算とランクが見合っていないとして別の車種を勧められたり、グレードを下げることを提案されたりするケースが多いです。
また、値引きしてもらえたとしても予算内に抑えられてしまう可能性が高いため、予算をはっきりと伝えることは避けるのが無難です。
まとめ
今回は、軽自動車を安く買うための方法や値引き交渉術に加え、軽自動車を安く手に入れる方法や注意点などを詳しく解説しました。軽自動車を購入する際は、決算時期の3月・9月やボーナス時期の6月・12月、モデルチェンジのタイミングを狙うことで、値引きしてもらえる可能性が高くなります。また、値引き交渉の際は利益率1割程度までの範囲で値引き可能であることを頭に入れておき、複数の販売店で相見積もりを取るようにしてください。さらに、車種や仕様にこだわりがなく、とにかく安く購入することを重視するのであれば、中古車購入を検討するのもおすすめです。注意点として、値引き幅を狭めてしまわないよう、明確な予算を先に伝えるのは避けるようにしましょう。